初めに
私は2023年10月7日にクラウドプラクティショナーのオンライン試験を受けました。
受ける前のスペックは以下です。
- 実務でAWSを触った経験なし
- AWSの資格をとった経験なし
まずは一番簡単な資格からと思い、クラウドプラクティショナーを申し込みました。
勉強期間は一か月程度です。
ちょうどCLF-C01からCLF-C02に移行する直前の時期で、最初はCLF-C01を受ける気でいましたが、CLF-C01の予約をとれなかったのでCLF-C02まで余分に勉強して受験することにしました。
クラウドプラクティショナー試験とは何か?
AWSの試験の中でも最も初歩的な位置づけの試験です。
実務経験なしで合格している方の体験記が多数あったため、私も実務経験なしで受けました。
実際の画面操作よりは、暗記した知識を聞かれるイメージです。
AWSに関わるエンジニアのみならず、営業担当者なども持っていると有利と言われています。
合格率は公表されていません。
合格・不合格はテスト終了後の画面に即時で表示されます。
70%とれば合格となります。
試験はテストセンターとオンライン試験から選べます。
私が受けたオンライン試験の場合、24時間前までキャンセルと時間変更が可能でした。
勉強方法
私の勉強方法は、理解、暗記、問題演習(そして間違えた所をもう一度理解から)というサイクルで行いました。
ひとまずC01試験を勉強し、CLF-C02範囲は後から暗記する形にしました
最初に使ったのはAWS公式の動画教材です。
よくまとまっていますが、今現在CLF-C02に対応しているか不明です。
次に書籍で理解を深めました。
文章として読むと頭にすっと入る気がします。
クリエーション・ビュー社は書籍やUdemyを会社負担で買えるのでありがたいです。
こちらもCLF-C-01のみ対応となります。
ある程度知識がまとまったら、Quizletというスマホアプリを使って暗記します。
このアプリの素晴らしい点は、単語モードを使って分かったもの、分からないものに左右にスワイプしていくと、「分からなかった単語だけ」学習しなおすことができる点です。
他にも用語と定義の入れ替え機能やシャッフル機能があります。
知識がついたら無料問題集を使って演習をしました。
それぞれ一週間くらいかけて2~3周くらいしたと思います。個人的にはそれほどまで時間をかけなくてよかったです。
間違えた所や新しく知るサービスは単語カードに追加し、暗記も毎日しながら演習にとりくみました。
こちらの問題集もCLF-C01の内容が主でした。
この二つが終わった所で、Udemyの模擬試験に挑みました。
すごく難しくてびっくりしました。ここからCLF-C02の勉強を始めました。
正答率は当初50%程度でしたが、100%になるまでとき直しました。
これまでに挙げたどの問題集や参考書、動画教材もCLF-C02対応ではなかったので、CLF-C02の演習はUdemyの問題だけになります。
問題で間違えた部分は暗記しなおしました。
公式のCLF-C02の試験範囲を見て、知らない単語があったらQiuzletの単語カードに加えました。
試験を終えて
本番の難易度はUdemyの模擬試験に似た問題が多かった気がします。
あれよりもう少し易しかったです。
また、勉強している中で似た用語と混同してしまったり、違いがわからないということもあると思います。
そういうときには何度でも検索をして、公式ドキュメントやQiitaなどを使いながら理解を深めていくといいと思います。
例えば、似ているサービスに「Inspecter」、「GuardDuty」、「Config」、「CloudTrail」があると思います。
どれもセキュリティ形のサービスですが、こういった違いがあります。
- Inspecter……脆弱性やセキュリティのベストプラクティスからの逸脱を検出するサービス。レポートを作成
- GuardDuty……脅威検出をし、自動アクションを提供するサービス
- Config……リアルタイムでリソースを審査、監査するサービス
- CloudTrail……APIログを記録し、監査に使う
さらに、サービスの対象別でも分けられます。
- Inspecter……EC2インスタンスにアップされたアプリケーションをチェックする
- GuardDuty、Config……AWSリソースの構成やアクセスをチェックする
- CloudTrail……アカウントのAPIログを記録する
問題をこなしていくうちに自然に慣れると思います。
みなさんもぜひ頑張ってください。