初めに
初めまして、児山と申します。
私は2024年2月に統計検定3級を受けました。
今回はその際の体験記を発信したいと思います。
統計やデータ分析に興味がある方やこれから統計検定3級を受けようと考えている方の参考になれば幸いです。
前提
- 私は約5年程、データ分析業務に携わっています。
- 学生時代は文系で、統計は社会調査のアンケート結果を集計・分析する際に少し齧った程度でした。
- データ分析に関する資格を何も持っていなかったため、対外的にどのくらいの能力を持っているかアピールできるような要素が欲しいと思い統計検定を受験しました。
- 過去に統計検定2級の勉強もしたのですが、2級の合格はまだ厳しそうだったため、まずは手が届きそうな3級から受験しました。
統計検定3級とは?
- 統計学の基礎的なリテラシーを持っていることを証明できる資格で、データを扱う仕事(データアナリティクス、データサイエンス、マーケティング、経営戦略のプランニングなど)で活かせる資格です。
- 詳しい試験の内容はこちらで確認できます。
学習時間
- 約3週間
- 平日:30分程度
- 休日:30分-2時間程度
- 補足
- 休日まとまった時間取れる時には集中して勉強したり、平日は業務が忙しく勉強できない日があったりと時間は割と不規則でした。
- 私の場合、学習を始めた時点でデータの読み取りや解釈に関しては業務で経験しており、ある程度分かる部分が多くありました。
- そのため、データ分析や統計について全く知識がない状態でこれから学習を始める方は、こちらの記事での学習時間よりも多めに時間を見積もる方が良いかもしれません。
学習リソース
無料で公開されている2021年6月の過去問を解き、
分からない点があればサイトや書籍を見て勉強していました。
公開されている過去問には問題と回答のみしかないのですが、以下のサイトに過去問解説があるため、これを参考にしていました。
過去問そのものは1週したのみです。
21年6月以外の過去問は公式問題集が発売されておりますがそちらは買っておりません。
過去問と解説だけでは理解できないと感じた時は以下のサイトや書籍を見ることが多かったです。
特に統計WEB(統計学の時間)は練習問題があり過去問代わりに使えるため便利です。
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統計WEB(統計学の時間):https://bellcurve.jp/statistics/course/
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完全独習-統計学入門-:https://www.amazon.co.jp/%E5%AE%8C%E5%85%A8%E7%8B%AC%E7%BF%92-%E7%B5%B1%E8%A8%88%E5%AD%A6%E5%85%A5%E9%96%80-%E5%B0%8F%E5%B3%B6-%E5%AF%9B%E4%B9%8B/dp/4478820090/
受験の流れ
- 受験方法
- CBT方式(テストセンターなど試験会場に出向いてPCを使って受験する)となります。
- 申し込み
- やることは3つです
- Odysseyアカウントの登録
- 日程と試験会場の選択
- 受験料の入金
- 受験当日
- 以下3点が必要です
- 本人確認用の書類(マイナンバーカードや免許証など)
- 電卓(必要があれば)
- Odyssey IDとパスワード
- どちらもアカウント登録時に発行されます。受験時に会場で使うPCにログインする際に必要となります。
- 受験後
- 合否結果は受験当日に判明します(受験後その場で試験結果のレポートが発行されます)
- 合格書の発行は4~6週間後くらいです
- 合格証明をサイト上で確認できるサービスがあるため、会社や学校へ報告する際に合格書の発行を待つ必要はありません。
実際に受験した感想
- 回答時間について
- 試験が全30問なのに対して試験時間が60分しかなく、意外と時間に余裕がないです。
- 時間がかかる問題は後回しにし、確実に分かる問題を先に済ませるのがおすすめです。
- 体感ですが、過去問よりも確率や期待値を問う問題の割合が多く、計算が必要な問題に時間を取られました。
- 試験後に発行されるレポートについて
- レポートでは試験の得点と以下の3つの分野ごとの正解率が記載されています。
- データの種類・標本調査・実験・統計グラフ
- データの代表値・散らばり・回帰
- 確率・確率分布・統計的な推測
- そのため、今後どの分野の知見を強化すれば良いかの目安として使うと良さそうです。(私の場合は確率・確率分布・統計的な推測の分野の正解率が低く、数学が弱点であると感じました。)
- レポートでは試験の得点と以下の3つの分野ごとの正解率が記載されています。
ここまで記事を読んでくださり、ありがとうございました。